室内に観葉植物が置いてある空間というのはなんとも良いものである。
特においてある室内がそこそこ広くて天井も高いと観葉植物が独特の雰囲気を演出してくれ、必要不可欠の演出の一つだ。
お客様が食事をする1階のダイニング、客室のオーシャンビュー、客室リビング、寝室への通路、など等いくつもの観葉植物が置いてある。
開業する前にそろえたものや、毎年少しずつ増やしてきたが、枯れてしまったのもあるもけれどそれなりに立派になったものも多い。
その観葉植物の手入れに定期的な(1年から2年)植え替えがある。時期は5月から6月ごろが最適で、秋でも早いうちなら良いらしい。
震災後、放射能の騒ぎの際、腐葉土、堆肥などがホームセンターの店頭からまるでなくなってしまったときがあった。放射能が検出されたそうだ。ちょうど植え替え時期で、長いのでは3年以上も植え替えていなくて、急激に元気のなくなってきた大きな観葉植物もありあせっていたのだが、とうとう秋になっても店頭に並ばなかった。
そんな時、地元の農産物直売所に地元産の腐葉土が並んだ。
しかも通常より安いので、大量に買いこみ早速植え替え秋も深まる前に植え替えを完了することが出来た。
ところが、その腐葉土はかなりの粗悪品だったらしく、翌年大量の子バエの発生に悩まされることになった。植え替えをする時期を待って何とか殺虫剤などで対処していた。
そのため今回の植え替えは根についている土も全部洗い落とし、土は一切腐葉土を使用せず行うことにした。下手をすると全て枯らしてしまうリスクはあるけれど虫の発生を防ぐために荒治療を断行した。
観葉植物を鉢から抜き出し、根についている土を全て洗い流し、鉢をきれいに洗って太陽に干し、補修をし、土をブレンドした。
ベースは赤だま土(中粒)、バーミキュライト、ココピート、パーライトを適当に(?)ブレンド、肥料はマガンプを土に混ぜ込み全部で14鉢。
丸2日かかったが、まだ残っているのは株分けのための数鉢。
現在製作中の植木鉢の完成を急ぎ植え替え予定。
いやぁ大変だった。
どれだけ元気になってくれるか、、でも、ほとんどダメになってもおかしくない荒治療だった。