大工

ここのところずっと大工仕事が続いていた。

植木鉢の製作が大半だけど、植木鉢とはいえ随分作るものが多く、手がかかる。

板を刻んで箱を作り、底板をつける、

そして、柿渋を塗る作業が大変。

良い色が出るように最低でも3回は塗る。体中に柿渋のすごい臭いがしみこむ。

太陽の陽に当て数日経過するとだんだんにおいが少なくなって、色も渋くなってくる。

1週間もするとにおいもかなり少なくなり色は濃く赤黒くなる。

木の材質や節、釘の鉄部分、などの影響で微妙な色の違いが出てくる。いい味だ。

その後、底板に水抜き栓用の穴をドリルで開ける。

それから内側には半分以下の高さくらいからビニールで簡単な防水処理、、というより、板の隙間から水が外側に回りこまないように底と周りにビニールを両面テープで簡単に固定。

それらと平行して、植木鉢用の水受け皿の製作。

これが又大変。枠板を刻み、柿渋を塗り色だしをしておく。

その後底板をつくり、ビニールを敷きこみ防水処理しながら組み立てる。水受けだけでも製作に2日以上かかった。

今回は植木鉢を乗せる台も数多く作ってみた。

前回作った台がなんとも良い。

観葉植物は床にべた置きするものと思っていたが、ちょっと床から浮かすのもなかなか良い。

ありあわせの木々を集め、台を作り、これまた柿渋を塗り陽に干し色だし。

来週には全て室内で使用できそう。

製作の難易度は台が一番簡単。

しかし柿渋10リットルがもうなくなってしまった。

 

続・続 観葉植物植え替え

植木鉢も完成し、水受けも出来た。置き台は工夫して新しいのを作りたいのだが、きりがないのでとりあえず植え替えを急ぐ。

これで気になっていた植え替えがとりあえず完了する。

 

客室オーシャンビューのアレカヤシ2鉢。ちょっと大きい鉢で、植えてあるヤシが又元気でどんどん伸びる。もう3年以上植え替えをしていないし、窮屈そう。

ずっと気になっていたが、やっと植え替えた。

2階から運びおろすのが大変で、土を少し取り除いたのだけど、根と土ががちがちに固まっているのでほずれない。仕方ないので、「エイヤー!」と抱えて階段を下りた。

腰が砕けそうになりながら、なんとか2鉢を階下におろし作業開始。

植木鉢から引き抜き(なかなか抜けず)根を整理し、植え替え準備。

その前にワン達用のお風呂で用土の配合。

赤だま土(中粒) 14リットル を 5袋

赤だま土(小粒、大粒) 14リットル 各一袋

バーミキュライト 40リットル 1袋

ココピート 約 50リットル

パーライト(ビーナスライト) 20リットル

植木鉢は底石は軽石。

ブレンドした土にマグアンプ(中粒)をまぜ植え込む。

ヤシの2鉢が株分けして5鉢になった。

他にはベンジャミンゴム、観音竹、ソテツ、名前の分からない葉物、これで観葉植物の植え替えが全て完了。

前回14鉢、今回9鉢。

大きな鉢は懲りているのでほとんどが今回製作した30センチ四方(外寸)の植木鉢。これだと水を吸った状態でもなんとか持ち上げて運ぶことが出来る。

作業は前回2日、今回1日かかった。

植木鉢の追加製作開始から2ヶ月。作業が多かったことと水受けの仕様が良くなかったので思ったより時間がかかってしまった。次回の課題?

で、前回植え返したものは、腐葉土の粗悪品のため子バエの大量発生があり、それを落としてきれいな状態にするため根をきれいに洗った。

洗うとき随分根が切れてしまい、又、根を洗うなどという乱暴な植え替えのため3週間経過しても元気が取り戻せずにいる。

元気にさせようと、液肥を2週間後に1回与え、昨日2度目の液肥を与えた(間隔は1週間)用土の水の保水性、排水性が分からないので様子を見ながらなので、、いまいち元気が出ず。

本来ならこのような場合は、肥料ではなくメネデールのような活性剤を与えるのだそうだが、そんなことは知らず、、

全滅はしないだろうと、、、たぶん、、

あとは置き台を作らなくては。

それにしても疲れた。腰が痛い。

 

 

植え替え

室内に観葉植物が置いてある空間というのはなんとも良いものである。

特においてある室内がそこそこ広くて天井も高いと観葉植物が独特の雰囲気を演出してくれ、必要不可欠の演出の一つだ。

お客様が食事をする1階のダイニング、客室のオーシャンビュー、客室リビング、寝室への通路、など等いくつもの観葉植物が置いてある。

開業する前にそろえたものや、毎年少しずつ増やしてきたが、枯れてしまったのもあるもけれどそれなりに立派になったものも多い。

その観葉植物の手入れに定期的な(1年から2年)植え替えがある。時期は5月から6月ごろが最適で、秋でも早いうちなら良いらしい。

震災後、放射能の騒ぎの際、腐葉土、堆肥などがホームセンターの店頭からまるでなくなってしまったときがあった。放射能が検出されたそうだ。ちょうど植え替え時期で、長いのでは3年以上も植え替えていなくて、急激に元気のなくなってきた大きな観葉植物もありあせっていたのだが、とうとう秋になっても店頭に並ばなかった。

そんな時、地元の農産物直売所に地元産の腐葉土が並んだ。

しかも通常より安いので、大量に買いこみ早速植え替え秋も深まる前に植え替えを完了することが出来た。

ところが、その腐葉土はかなりの粗悪品だったらしく、翌年大量の子バエの発生に悩まされることになった。植え替えをする時期を待って何とか殺虫剤などで対処していた。

そのため今回の植え替えは根についている土も全部洗い落とし、土は一切腐葉土を使用せず行うことにした。下手をすると全て枯らしてしまうリスクはあるけれど虫の発生を防ぐために荒治療を断行した。

観葉植物を鉢から抜き出し、根についている土を全て洗い流し、鉢をきれいに洗って太陽に干し、補修をし、土をブレンドした。

ベースは赤だま土(中粒)、バーミキュライト、ココピート、パーライトを適当に(?)ブレンド、肥料はマガンプを土に混ぜ込み全部で14鉢。

丸2日かかったが、まだ残っているのは株分けのための数鉢。

現在製作中の植木鉢の完成を急ぎ植え替え予定。

いやぁ大変だった。

どれだけ元気になってくれるか、、でも、ほとんどダメになってもおかしくない荒治療だった。

経過観察

階段の途中にある植木鉢。

階段の途中
階段の途中

ある日、ふと気がつく。

「なんでこんなところにピーマンが?」・・・・

2/12

ピーマンがおいてある?
ピーマンがおいてある?

よくよく見ると

なんだか分かるだろうか・・・・・

それは

なんと

八角の小さな芽だった。

すごい、

昨年秋 とうとう枯れてしまったとばかり思っていたのに

まだがんばっていたんだ。

感激。

2/13

春の陽射しに向かって
春が待ち遠しかったんだろうなぁ

寒い毎日、少しだけど確実に元気をつけながら育っている。

2/16

少しずつ 少しずつ
少しずつ 少しずつ

2/19

背も伸びてきた
背も伸びてきた